日暮硯
江戸時代の古典ですが日暮硯という本は私の大好きな本です!
内容としては、信州松代藩真田家の財政危機を救った家老の恩田木工(おんだもく)の物語です。
松代藩は水害で千曲川が河川氾濫して田畑が荒廃してしまったり、幕府から手伝い普請を命ぜられたりして財政危機になってしまいます。また松代藩は、幕府から借入もしました。
木工以前の家老の原、田村などの人たちも藩政改革に挑みます。河川改修工事、年貢の厳しい取り立て、年貢の率引き上げ、真田家臣の俸禄の支給半減などの政策を行いますが領内で百姓一揆が起こり更に危機的状況になります。
最後の頼みの綱として恩田木工が登用されます。木工は年貢率は据え置き、家臣俸禄は満額支給、豪農豪商からは御用金を出して貰います。養蚕絹織の産業を起こします。
木工自身は、木綿服着用、一汁一菜の質素倹約と嘘は絶対につかないことを約束しました。
なんだか昔の話に思えないですよね。
増税、給料引き下げなどでは財政再建されていないのは昔からの教訓です!
木工のように質素倹約の率先垂範も必要ですね!
あとは、絶対に嘘をついてはいけないですね!!
野田さんに日暮硯、恩田木工を見習ってもらわなければならない!
大阪紀行・通天閣
以前ですが、大阪に行っていたときの思い出のひとこまです。
通天閣が大阪のメジャーなスポットだなぁと感じました。当時は北大阪の方に居住していたので、大阪の北から南へ縦断している御堂筋線に乗って、動物園前駅まで向かいました。
あいりん地区で大阪でも下町なんでしょうか?東京の山谷地区、むかしは労務者、日雇い労働者の多かった地域ですね。
通天閣、坂田三吉の王将の碑、商売の神様のビリケンさん、串カツ、煮込みが食べられるジャンジャン横丁を観光した感じです。
串カツとハイボールはいただいたんですが、通天閣には混んでいたので上りませんでした。
帰りは天王寺の方へ歩いて行ったんですが、なんだか異様な雰囲気で、路地の看板には、ケンカを見かけたら警察署へ通報してくださいと書かれていて…
無事に帰ってこれたんですが、あとで北大阪の人に聞いたら、
地元のわしらもあんまり歩かんところと聞かされて、ちょっと冷や汗(^o^;かきました。
値段安そうな居酒屋がいっぱいあったんで、入ってみようかと思ったんですが、はじめてはヤバそうなとこなんでしょうか?
映画 臨場
劇場版の臨場を観ました。テレビドラマとして、ずっと視てきましたのでその延長での感覚です。倉石義男役の内野聖陽は、自分の好きな俳優のひとりです。
事件現場で遺体の検視を行なう検視官を題材にしており横山秀夫の原作本も読みました。
映画のテーマとしては無差別殺人事件を起こした犯人が精神異常、心神耗弱で裁判で無罪になったことから物語は始まる。そしてこの事件を扱った弁護士、精神鑑定を行った医師が殺され倉石が検視を行っていくのである。映画はこれから観る人もいるのでネタばれしないようにここまでにしときます。
精神疾患者に依る殺人事件の司法の対応など、倉石が死亡時刻改ざんを発見する検視技術と真摯な捜査への取り組みなど見ごたえのある社会的テーマを扱った映画でした。