日暮硯

江戸時代の古典ですが日暮硯という本は私の大好きな本です!

内容としては、信州松代藩真田家の財政危機を救った家老の恩田木工(おんだもく)の物語です。

松代藩は水害で千曲川が河川氾濫して田畑が荒廃してしまったり、幕府から手伝い普請を命ぜられたりして財政危機になってしまいます。また松代藩は、幕府から借入もしました。

木工以前の家老の原、田村などの人たちも藩政改革に挑みます。河川改修工事、年貢の厳しい取り立て、年貢の率引き上げ、真田家臣の俸禄の支給半減などの政策を行いますが領内で百姓一揆が起こり更に危機的状況になります。

最後の頼みの綱として恩田木工が登用されます。木工は年貢率は据え置き、家臣俸禄は満額支給、豪農豪商からは御用金を出して貰います。養蚕絹織の産業を起こします。

木工自身は、木綿服着用、一汁一菜の質素倹約と嘘は絶対につかないことを約束しました。

なんだか昔の話に思えないですよね。
増税、給料引き下げなどでは財政再建されていないのは昔からの教訓です!
木工のように質素倹約の率先垂範も必要ですね!
あとは、絶対に嘘をついてはいけないですね!!
野田さんに日暮硯、恩田木工を見習ってもらわなければならない!